世界に見る「わ」~モロッコ編

世界に見る「わ」~モロッコ編

食・暮らし・健康・SDGs から見える”わ”<モロッコ編>

モロッコ、10のこと。

料理には、スパイスやハーブ、オリーブオイルがよく使われ、バラエティに富んでいる。主食はパンで、クスクスやタジンなどの煮込み料理が親しまれている。

街なかに、日常使いできる市場が多く、専門店から食材を揃える文化が残っている。

街のスパイスショップに必ず置いてあるのが、何十種類ものスパイスがブレンドされた万能調味料。店や家庭ごとにこだわりの配合がある。日本で言う醤油や味噌のような存在。少量使って、季節の食材の旨味を引き出す調理法が好まれる。

日本食はまだ知られていないけれど、フランス人移民が多いので、これから普及すると感じた。

日本の漫画やアニメを見て育ったという人が多いため、親日家も多い印象。


イスラム国家のため、基本的に飲酒は禁止されているが、スーパーではお酒売り場があり、購入でき、こっそり飲んでいる人は多い。

衣食住すべてにおいて、アフリカ、ヨーロッパ、中東のエッセンスが感じられ、特有の文化が形成されている。

オリーブオイルや野菜、果物を多く食べる地中海料理のひとつだが、砂糖過多により糖尿病や肥満が問題となっている。

環境に関する意識はまだまだ低く、プラスチックやビニール製品で溢れている。

宗教観は薄いものの、家族や周りの人との時間を大切にし、自宅に人を招くことも多い。そのため、家のリビング自体も広く造られていることが多い。


まとめ
少なくもと週に一度は、家族揃って同じものを食べ、あれこれ共有する習慣があるモロッコ人。
日本でも、焼肉やすき焼き、鍋など「つっつく料理」は人気ですよね。それは、みんなでワイワイすることが単純に楽しいからではないでしょうか。子どもたちの’こ食’問題が取り上げられて久しい昨今。集まることを目的にするのではなく、シンプルに楽しい食卓づくりを心がけることが大切なのかもしれません。